スリランカの民家へお茶に招かれる

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スリランカ タララスリランカ人にも「それどこ?」と言われてしまうことの多い、南部の小さな町タララに宿泊していた時のこと。毎朝6時に海岸へ散歩に行くのが日課としていました。そこで出会ったのが元スリランカ陸軍に属していたコリン。流暢な英語を話すコリンも丁度6時頃海岸をジョギングしていたので、滞在中毎朝立ち話をしていました。

朝の海岸は漁から戻る船で大忙し。以前スリランカの本に「国民の70パーセント以上である仏教徒は殺生を好まないため、漁業は主にムスリムが行っている」と書いてありました。
仏教徒とムスリムの違いが顔や言語から判断できない私。そこで「この漁師たちもみんなムスリムなの?」と聞くと驚いて「全員仏教徒だよ。間違いないよ。僕全員知っているから」と答えるコリン。彼によると不殺生を掲げている仏教徒でも、ここでは生活のためには漁に出ざるを得ないとのこと。そしてスリランカ人の庶民の生活は厳しいとも語っていました。

スリランカ タララ

[タララの漁師たち。朝6時から良く働きます。海外で寝そべる犬はまだ眠そう。]

1年半ぶりにスリランカを訪れて感じるのは、出会ったスリランカ人の多くが
・自分の職に満足していない
・自分の給料に満足していない
・機会あらば海外(特に日本)で働いてみたい
・海外に出稼ぎに出て戻ったがやはり良い仕事がないのでまた行きたい
・物価が高すぎる
・職がない
と口にすることに驚きます。

2009年の内戦終結後、確実に観光客が増加し、Lonely Planetが選ぶ、2013年に訪れるべき国としてもスリランカは1位にランキング。サービス業は伸びてきているようですが、実際のところ庶民の暮らしはどうなのでしょうか。

2013年度の経済成長率は6.8%、2014年には7.2%を見込んでいるとのこと。
一方失業率は2011年の4.2%から2012年には5.1%に上昇。中でも15-24歳の若者の失業率においては21.3%。(2009年)消費者物価指数は2013年に入ってから170前後をさまよっています。(日本は99.75)
地方においての失業率はおそらくもっと高いと思いますので、無職の人達にとってはこの消費者物価指数は厳しいのでしょう。

さて、タララのコリンですが、内戦中はスリランカ陸軍に所属し、その後イラクに派遣されました。2011年に帰国してからというもの職がなく、今も引き続き職探しをしているのだとか。「できたら外国、特に日本で働きたいんだよ」というので「日本では日本語を話さないとなかなか職がない」と正直に答えました。

実際のところ日本を含め海外で働いているスリランカ人の話を聞くと、その労働環境は決してよいものとは言えません。

ところでコリンは朝6時から走っているだけあって筋骨隆々の鍛え上げられたからだをしていますが、年齢を聞くと60歳!その歳で海外で働きたいという理由が後程明らかになります。

スリランカ タララ

[とても60歳には見えない筋肉ムキムキのコリン。玄関前で寝そべる子猫と]

そんなコリンから日本に帰国する前日にお茶に招かれました。
奥さんのクズム、犬のチャンプとブラッキー、そして子猫と一緒に暮らしています。

スリランカ タララ

[記念写真は全員で撮ることにこだわったコリン。猫と犬達まで仲良。]

お腹一杯なので本当にお茶だけでよい、と念を押しましたが結局彼が釣ってきた揚げたての魚のフライまで出てきました(*^_^*)

スリランカ タララ

[その場で揚げてくれた小魚のフライ。驚くほど美味!]

クズムも流暢な英語を話します。その話し方と知的なお顔立ちから只者ではないなと感じていましたが、コロンビア大学で学位を3つも持っているそうです!去年まで学校の校長を務めていました。

今は近所の子供に勉強を教えています。この日は英語を習いにやってきた近所の子供がいました。

スリランカ タララ

[英語の宿題を見せてもらうと見事に間違いだらけ。クズム曰く「教え買いがあるのよ」 ]

コリン家の宝物。貝殻。

スリランカ タララ

[本来左巻きであるはずなのに右巻きがあったから珍しいとか。]

陸軍在籍時にもらったバッジ。

スリランカ タララ

[お菓子の缶からでてきた沢山の陸軍時代のバッジ]

自宅2階にはジム!おうち訪問時にはシャツを脱いで自慢の筋肉を見せびらかしていました。(←頼んでない!)

スリランカ タララ

[コリンの筋肉はこの部屋で作られる!毎日鍛えているそうです。]

コリンの家は窓が全開だしどうみても家が建設途中なのですが、スリランカでは良くあることだと気にしていなかったら、ここ何年かずっとこのままだということです。

スリランカ タララの友人の家

[イラクにいた時も少しずつお金を貯めて建てているけれど、まだ未完成のコリンの家。]

早く家を完成させたいのと、クズムの糖尿病の薬を買いたいので何としてでも仕事が欲しいそうなのです。

決して豊かな生活とはいえませんが、家の敷地からバナナは食べ放題、窓が無くても常夏なので凍えることもなし、新鮮な魚も海で釣れるとあって、悲壮感はありません。ただ二人がこんなに知的で高等教育も受け、長年安定した職を持っていたのにもかかわらず、今生活に苦しんでいる姿を見ると矛盾を感じずにはいられませんでした。
スリランカは社会主義です。そして近年貧富の差が年々大きいくなってきているのを感じます。

スリランカ タララの水田

[コリンの家の前に広がる水田。すばらしい眺め!]

最終日にコリンは宿まで見送りにきてくれました。
手渡されたのは小さなスリランカの宝石。

スリランカの宝石

]最終日に宿までサプライズの見送り。良い出会いでした(涙)]

突然の外国人の訪問を温かく迎えてくれてありがとう!大切にします。

参考サイト:
http://www.adb.org/news/sri-lanka/sri-lankas-economy-recover-2013-2014-adb-report
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/
http://www.indexmundi.com/sri_lanka/economy_profile.html


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2013年5月20日



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