スリランカが生んだ天才建築家「ジェフリー・バワ」のハイブリッドな魅力

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スリランカの裕福な家庭に生まれたジェフリー・バワ(1919-2003)は多民族の中でもスリランカでは一番割合が少ないバーガーに属します。バーガーとはポルトガル人やオランダ人などと血が混ざった人種で肌の色が白いことが多く、見かけも西洋人のような風貌。バワの両親もアラブ、フランス、イギリス、オランダ、スコットランド、シンハラのルーツを持ち、両親共にこれまたバーガー。バワ建築の特徴の1つ「東洋と西洋の融合」は自身の多様な血も影響しているのでしょう。

バワの建築家までの道のりはルーツに負けず複雑です。コロンボで何不自由ない幼少時代を送ったバワは、19歳で渡英しケンブリッジで英文学を専攻。その後父親と同じ弁護士への道に進み、コロンボでロールスロイスを乗り回すセレブな優雅な生活を横臥しますが、27歳の時に1年半の世界周遊の旅へ出発。その後スリランカへ戻ったバワは、ルヌガンガに理想郷を造ろうと試みますが、いきなり建築をやったものだから自分の知識のなさを痛感し、建築を学ぶために再び渡英。4年間の勉強を終えてようやく建築家としてスタートしたのはバワすでに38歳。遅咲きのデビューですが、彼のキャリアの特殊性や自由奔放さも、バワ建築の魅力につながります。

その後常識を覆すような、ユニークでモダンなトロピカル建築家バワの40年間の建築家人生が始まります。建物だけでなくスリランカの気候や緑豊かな土地、燦々と降り注ぐ太陽、光輝くインド洋など、自然もバワ建築の一部として取り入れられて、その魅力がバワマジックによってさらに引き出されます。

バワの代表作の一つ「ヘリタンス・カンダラマ」のホテルは岩山をくりぬいてそのまま壁として使用し、森林に徐々に溶け込んでいき、最後は自然に帰るように設計されています。ホテルにいながらにして自然や動物がいつも手の届くところにあり、滞在していると内と外の概念が次第になくなっていきます。

生涯独身を貫いたバワは同性愛者でした。バワが作り出す世界は男女の性の強い主張はなくニュートラルで、男と女、建物と自然、東洋と西洋の縛りがないハイブリッドな魅力を持つバワ建築。一度バワ建築の魅力にふれるとたちまち魅了されスリランカ中のバワ建築を訪ねて歩きたくなります。かのアマンリゾートの創始者エイドリアン・ゼッカもバワに深いインスピレーションを受けたとか。リゾートでよく見かけるインフィニティプールももとはと言えばバワのアイディアだそうです。


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2011年8月22日


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